第11章 白石蔵ノ介とツンデレ霊能者(首なしライダー)
白石達が中学1年生の頃、街で首無しライダーが出るという噂が出回っていた。
謙也「なぁ!白石!昨日大通りで首無しライダー出たらしいで!!」
白石「あぁ…最近噂になってるアレやな。なんや?謙也はビビってんのか?」
謙也「いや、普通に怖いやん!?首無しやで!?」
白石「どうせ目の錯覚か誰か悪戯で首無しライダーのフリしてるだけやろ?」
謙也「白石は霊とか信じてへんのか?」
白石「まぁな。見た事ないし?」
謙也「……よし!じゃぁ、今晩見に行くで!!」
白石「は??」
謙也「この街に霊能者がおって今晩、隣町の公園で首無しライダーの除霊やるって聞いたんや!」
白石「それ誰情報やねん?」
謙也「たまたま3年の教室の前通ったら先輩らが噂しとったねん!」
白石「なんや噂かいな。俺は行かんで?」
謙也「えー!!えぇやんか!!一緒に行こうや!!俺1人は流石におっかないねん!」
白石「怖いなら見なきゃええやろ?」
謙也「怖いけど見たいんや!!だから付き合ってくれ!頼む!!今度たこ焼き奢るから!!」
白石「………はぁ、仕方ないなぁ。今回だけやで?」
謙也「よっしゃ!流石、白石や!」
あまりにも必死に頼み込んでくるので白石はとりあえず付き合うことにした。