第9章 ゾンビの世界(白石、謙也)
白石「ここは……どこや?」
謙也「分からん……森みたいやけど…なんで森なんかに?」
俺らはいつも通り学校へ向かっていると突然謎の光に包まれ、いつの間にか森に来ていた。
白石「おかしいな………それにしても薄気味悪いな……うわっ!!アレなんやねん!?」
謙也「えっ……なんや!?化け物か!?」
突然、人型の化け物が現れ俺らに向かって走って来た。
白石「げっ!?こっち来よる!!」
謙也「とりあえず逃げるで!!」
2人で必死になって逃げた。けど…
白石「うっ…嘘やろ…?」
逃げた方にも化け物がぎょーさんおった。もぅ終わりや…そう思った時、1人の女の子がやって来た。
「あんたら!!向こうへ逃げろ!!そして今からやる事を絶対見るな!!」
白石「えっ……涼子?」
最後に会った時より少しだけ大人っぽくなっとったけど…その女の子は間違いなく俺の彼女の涼子だった。
「早く!!向こうへ行け!!」
謙也「白石!とりあえず行こう!!」
白石「でっ…でも!!」
「早く行け言っとるだろうが!!」
謙也「ほら、行くで!!」
俺は謙也に引っ張られ逃げ物陰に隠れた。見るなと言われたが俺は涼子が気になり見てしまった。
「ゾンビ!!覚悟ーー!!」
化け物「ぎゃー!!」
涼子はチェーンソーを持って化け物達をどんどん切りつけて行った。それはとても手慣れたように…。
「この三神涼子をナメんじゃないよォォォ!!」
そしてあっという間に化け物を全滅させた。……あかん…まるで地獄絵図や…。
謙也「ゔっ……俺…見てられへん…」
白石「俺もや…。」