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テニプリ短編夢小説(四天宝寺中心、時々青学立海)

第8章 白石蔵ノ介と男装女子


主人公side

小学5年生の頃、曾祖父さんが亡くなり葬儀が終わると父と母が突然真剣な顔で俺に話し出した。

父「涼……お前に言っておかなければいけない事があるんや。」
「は?なんやねん??」
父「お前は……ホンマは女やねん。」
「………は?何の冗談や??俺は男やろ?」
母「それは嘘なんよ…。話せば長い話になるんやけどな?」

それから俺は長い昔話を聞かされた。
簡単に話すと俺の家…三神家はだいぶ古い金持ち家で長男の親父には幼い頃から決められた許嫁が居った。ところが親父は大学でお袋と出会って恋に落ちた為、許嫁の話は無かったことにしてほしいと曾祖父さんに話したんやけど…頭の固い曾祖父さんは受け入れられず親父とお袋を別れさせようとしたんや。まぁ別れろと言われて簡単に別れられるもんやないやん?だから2人は強硬手段で出来ちゃった結婚をする事にしたねん。その時出来た子供が俺や!で、曾祖父さんは百歩譲ってお腹の子が後継になる男なら結婚を認める言うてな…。けど検診の結果お腹の子は100%女……よし!んなら曾祖父さんを騙したらええやん!ゴチャゴチャ言って反対してんのは曾祖父さんだけやし?というわけで俺を男として育てる事にしたらしい。普通に考えてバレそうやけどな?俺の体を見られないように徹底して更に俺に自分は男だと言い聞かせて騙してきたらしい。

「はぁ……まさか俺が女だったなんて…」

確かに髪を伸ばしてスカート履けば普通に女に見えるけどな。立ちションは小さい頃から完全に禁止で大も小も個室でしてたし、幼稚園のお泊まり会や学校の宿泊学習は欠席、プールは塩素のアレルギーだということで見学だった。更に親父の裸を見た事がなかったから自分が女だなんて思いもしなかった。
ちょっと長くなったがそんなこんなで俺は生まれ育った大阪を離れ俺が男として生きてきた事を知らない人たちの中で女になる修行?をする事になったのだ。
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