第23章 幸村精市と逞しい彼女2
丸井「………。」
「わざとではないだろ?」
確かに…幸村君が俺の事を丸いブウ太って言ってる…。つーか、三神とのLIN◯での幸村君キャラ違くねぇ!?♡乱用してるし!?それに引き換え三神はメッチャ塩対応だし!!丸いブウ太扱いされたのに幸村君が可哀想に思えてきた…。
丸井「……つーかさ?LIN◯俺に見せていいのかよぃ?」
「別に構わんだろ。見られてやましい事など書いてないからな。」
丸井「いやいや、よく考えてみろよぃ?お前は気にしないんだろうけどさ?幸村君は見られたくねぇんじゃねぇの?俺に見られるの想定してLIN◯してないんだぜ?」
「……あまり気にしてなかった。よし!丸井、今の事は記憶から消し去れ。」
丸井「いや、普通に無理だし!」
「……消し去る事ができるならこの菓子お前にやる。」
藤堂「涼子ちゃんのお菓子凄く美味しいから食べてみた方がいいよ??」
丸井「………しゃーねぇなぁ…食って消し去ってやるか。」
なんか俺ってかなりチョロいな。
そして三神のお菓子を1つ食べてみたら…
丸井「……なんだこれ!?」
「あ?口に合わなかったか?」
丸井「違う!スゲー美味い!!どうやって作ったんだよぃ!?」
「混ぜて焼いただけだが?」
丸井「いや…そうだろうけどよ?材料とか…何か隠し味とかねぇのかよぃ??」
「隠し味……たぶんハチミツを入れたかな?」
丸井「なんで疑問形なんだ!?」
「いつも適当に勘で作ってるからな。」
丸井「へぇ………よし!お前気に入った!」
「は??」
丸井「今度一緒にお菓子作りやろうぜぃ!」
「えっ!?なぜに!?」
丸井「ん?お前良い奴みたいだから!スマホ見せろよ?俺のLIN◯追加しといてやるからよぃ!」
こうして俺は三神を気に入り強引にLIN◯登録した。
まぁ…コイツなら…幸村君の相手になっても…良いかもしれねぇな?
終