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【報道系】NEW STORY

第8章 後夜祭。






なんだか、最後のひと言に
拍子抜けしてしまったオレは、
すっかり毒気を抜かれてしまった。。


でも、これがもし社長の作戦だとしたら
とんだ食わせもんだよな、と感心したり。


これだけ大きな会社のトップとして
業界を渡り歩いてるわけだから、
それくらい、難なくできても
不思議ではないよな…と妙に納得したり。




そんなことを考えながら増田さんに連絡する。


「増田さん、いま大丈夫?」

「うん。どうした?」

「テゴマス、やれることになった!」

「えっ! ほんと?
てごし、ありがとう!!」

「いや、オレは、何もしてないよ。
増田さんのおかげだよ。……聞いたよ?

ずっと言っててくれてたんでしょ?
いつかまた、オレと歌いたいって。」

「……やっぱ、バレちゃった??
一緒にいるときバラされるの恥ずかしくて、
てごしに任せちゃって、ごめんね?w

あ、そういえば
事務所の問題とかも解決したの?」

「うん。オレ、テゴマスの活動をするときはまた
ジャニーズ事務所所属のタレントとして
活動していいって言ってもらったからね。」

「へぇ?? じゃあてごし…かなりの後輩だ(笑)」

「……まぁなw

そういや、増田さんさ、テゴマスの他にも
ソロやる予定なの?」

「うーーーん、テゴマスできるなら
やらなくていいかなって今は、思ってるんだよね。

Jrのこともあるし、歌以外の舞台とか、
ドラマの仕事もしたかったりするからさ。」

「了解、了解! どのくらいのペースで
ライブやりたいとか…ある?」

「ライブは…5年毎だと間空きすぎかな?」

「……いや、いいんじゃない?
オレは元々、卒コンをNEWSのメンバーと
一緒にできただけで冥土の土産はできてるから、
贅沢は言わないよ(笑)」









テゴマスが再結成したらしいという噂を
早速聞きつけたテレビ局が、
テゴマスとのセッションがメインの音楽番組を
テゴマスにオファーしてきた。


関ジャムを『いつか、オレも増田さんと
こういう番組やりたいんだよな…』という目で
観ていたオレ的には願ってもない話で。


増田さんにお伺いを立てると、

「てごしがやりたいならいいよ、やっても。」

と言ってくれたので、快諾した。


その番組を足がかりにオレも、
TVにも少しずつ出れるようになって。








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