第5章 めぐり逢う時間。
増田「錦戸くんもずっと気がかりなまま
20年も、過ごしてきたんですよね?
それが伝わったら許してくれるんじゃないですか?
山下くん、優しいから。」
錦戸「まっすーは…
相変わらずおめでたいヤツやなぁ。苦笑」
増田「…逆に、ある意味おめでたくないと
増田貴久の人生はやってられません!w」
錦戸「……そら、そうやよなぁ。
俺もすばるくん先抜けたから、
相方おらんくなる辛さ、ようわかるもん。
自分の片割れがどっかいってまう…
っていうあの辛さは…体験した人やないと
わからんと思うわ。。
俺は、ふんばれんかったけど、
あっこでふんばれたまっすー、
ほんますごいと思うで。」
増田「ふふっ。ありがとうございます♡
小山とシゲのおかげが大きいんですけどね。
今日のお酒は特別、美味しく呑めそうです。笑」
錦戸「まっすー、今度サシ飲みしよか。笑」
増田「はい、ぜひ! あ、でも
おもしろいこと言えなくても怒らないで下さい!笑
僕、褒められて伸びるタイプなんで!
小山とシゲはめちゃくちゃ褒め上手だから
もう伸びきっちゃってw」
錦戸「何やねん、それw
けど、まっすーは…イイオトコになったよな。」
増田「…え? 二枚目俳優枠、イケます?w」
錦戸「そうは言うてない。笑」
増田「ふふっ。大丈夫ですよー!
もし心配だったら僕たち、トリモチやりますから♡」
錦戸「……頼りにしとるわ。ありがとう。
ほんなら、何か決まったらまた連絡して。
あ、お前ら俺の番号、シゲに聞いて登録しとけよ!
かけたとき「誰?」みたいな反応するヤツおったら
どつくで!笑」
加藤「わかりました。笑」
錦戸「あ、そやった!
手越、事務所に話し行くとき俺も行くからな!」
手越「え…いいんですか?
ありがとうございます!」
錦戸「おん、大して役にはたたれへんかもしらんけど
一人で乗り込むよりいくらかマシやろ。」
手越「よろしくお願いします!」
錦戸「ほなね。」
*
小山「え〜? ちょっと、どうする?
言い出しっぺだけど、ドキドキしてきたぁ!!」
手越「……てか、錦戸くん、優しくなってない?」
増田「…そう? 前からあんな感じじゃない?
普段は厳しめの先輩だけど、
人が心細いときに敏感で。
電話くれたり
そばにいてくれたりするタイプだったよね?」