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私得な短編集

第2章 気になる先輩【ありさか】


ありさか先輩との笑顔とはまた違った明るい笑顔
その無邪気な笑顔に惹かれる女子生徒は少なくないんだとかなんとか

「だるまー?どないしたんって花子ちゃんやん。どうかした?また迷った?」

『迷ってません!』

「ありさかに用があるんやって。俺は眠いから席戻るでな」

ひらひらと手を振りながらだるま先輩は自分の席に戻った

「んで俺に用って、なんかあった?」

母のような優しい眼差しで私を見つめてくるありさか先輩
早まる鼓動を隠すように胸の前にある携帯を握る

「?」

言わなきゃ、言わなきゃ、連絡先交換してください!って
頭の中ではわかっているはずの言葉が喉に突っかかって出てこない

『えっと、その』

言葉を濁し時間を稼ぐ
その間に何度も頭のなかで繰り返す

「連絡先?」

その言葉に反射的に顔をあげた
バチっとありさか先輩の優しい黄色い瞳と交差した

『え、あ、そうです...よかったら交換しませんか?』

「お~いいよいいよ。暇なときでも連絡して」

無事にありさか先輩と連絡先を交換できた

このあとあいかちゃんにめちゃくちゃ褒められた

_______
特別登場あいかちゃん
続く予定なんでまだ多分出てきます。覚えておいてあげてください
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