第8章 完結:念願の初夜 俺に食べられろよ
「寒くない?」
「ちょっと。」
「ベッドの中で温まろう。俺の熱おすそ分けしてやる。」
「なっ!?お前の、ぬっ。温もり、なんか」
「またそうやって強がる。素直に。ほら。そうた•••••••••」
そん、な•••••••••
「~っ••••••」
ここで素直にしないと
未来の俺は過去を振り返った時に
後悔しているだろう
ゆっくり近づき、ベッドに乗ると
腰を引き寄せられ、座位のポーズになって熱い視線でお互い見つめ合う
「ヘンな気持ち•••••••••ドキッとした••••」
「俺も••••••ヘンな気持ち•••••••••」
見つめ合うたび、胸がドキッと連続で高鳴ってしまう
中毒になってしまったようだ
「どう?あったまってきた?」
「おかげさまで。カイロがわりで温まってきたよ。」
「カイロか。面白いな。」
ベッドの中で一緒に寝転んで
見つめ合い、クスリと笑う時間は有意義で楽しい!
こんな時間がいつまでも•••••••••
明日がこなければ•••••••••
いい。のに•••••••••
「そうたーーー俺はここにいるよ。どこにも、行かないよ。」
駄々をこねないように俺を抱く力が強くなる
「俺は、子供じゃねぇよ。」
「なぁんでそうやって、素直にならないんだよ!お前が俺に夢中なのはお見通しなんだよ!大好きな気持ちも、なにもかも
ぜーんぶバレてんだっつーの!!!!!」
グシャグシャと両手で髪を撫でくられ
俺は不機嫌になる
「あぁあ!!好きだよ!お前が。好き!」
明日になったら、また普通の暮らしに戻って忘れられたら困る。
だから俺は•••••••••告白をした
「高校を卒業したら。した、ら•••••••••••」
声が
出ない•••••••
緊張して、うまく•••••••••
あ•••••••••ゆう。や•••••••••!!
「結婚して欲しいです!!!!!!」