第2章 出会い
「貴様で挿れて動いてみよ」
背中をもたれさせ、信長様は私にそう命じる。
「はい……」
何を命じられても逆らわない。
もちろん、このお城に連れてこられた当初は拒む事も逃げる事もした。
でも逆らうとそれだけ長引いて離してもらえなくなるから…
信長様のモノを掴んで膝立ちになり自分の中へと埋めていく。
「んっ……」
先が入っただけなのに、体がキュウっと窄まり動きが止まってしまう。
「先を入れただけでそれか?すっかりいやらしい体になったな」
「……っ」
その言葉につきんと胸が痛くなるけど、間違ってはいない。
「…そんな顔をするな、貶しているわけではない。褒めておる」
私の胸を弄り柔らかな場所に口づけ、信長様は言葉の真意を説明する。
でも、いやらしい体……
本当にそうだ。帰蝶を好きだと言いながらも、体は信長様に日々蹂躙されていく。
快楽を与えられ、嬌声を上げ、体をくねらせて昇り詰める。
私は、本当に淫らでいやらしい情婦だ。
信長様は胸の先を口に含んで軽く歯を立てる。
「っ、あっ、……」
刺激で体が緩み、体の重みも相まってズブズブと、信長様のモノを飲み込んだ。
「んっ、……んぅ」
「湯の中におると言うのに貴様の中は熱い。紗彩、止まらずに動け」
私の腰に手を回して早くしろと信長様は下から突き上げる。
「ぁっ………」
こんなにも快楽に善がり乱れる私を…帰蝶はきっと軽蔑するだろう。
例えこれが、帰蝶の計画の一部なのだとしても……