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【IQ2】水を被るとフォーゼになっちゃうふざけた体質な月島

第2章 5月



部屋

白石に土下座されていた


「頼むっ
その犬、貸してくれ!」

「嫌ですけど」

「ムン」


何故こうなったかと言うと


「明日のドッグレースで優勝したら、賞金5万円なんだよぉ~
お前らの取り分、1000円あげるから!」

「かーえーれー」



結局白石は諦めたようで帰ってくれた


「全く、アイツはなんなんでしょうね?」

「ムン」

「ムンちゃあん、アホの相手で疲れたよぉ
今日はお腹に顔を埋めながら寝たいですぅ」

「ムン…(仕方無いな)」

「しゅきいぃ~!
肉球はふはふ」


あの日から約1ヶ月、なんだかんだと楽しくやれている

月島さんは常識があるので程よい距離を保ってくれるし、むしろストレスが溜まった日やもふもふが恋しくなった日は充電させて貰っているので、メリットしかなかった


「哺乳瓶でミルク……飲んでくれません?」

「ムン(拒否する)」

「ぴえん」







「ん……ムンちゃん………おはよ」


目覚ましをかけずに起きる朝のなんと気持ちいいことか
寝ぼけ眼で暖かいもふもふがいる辺りを手で探る


「………ん?」


しかし、その手は空を掴むばかりだった


「月島さん?」
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