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忍たまの世界に転生したら…戦災孤児なんですが…(恐怖)

第1章 …何かこの風景…歴史の教科書で見たことがある…


皆さん、どうも。星宮ミヤカです。ミヤと呼んでくださいね!
さて...頭の中の脳内読者さん、元気ですか~!もっと大きな声で!元気ですか~!
はーい、良いお返事ですねぇ。さて、話を戻しましょう。


”私は10歳の少女…星宮ミヤカに転生いたしました!”


誠に恐ろしいことですね、私は忍たま大好き中学生のはずでしたね。何か癌...だっけ?急に病気に病気に掛かってて気が付けばここにいてね、10年位生きていたんですよ。

私たち中学生はね、10年ってほぼ人生のすべてなわけでしてね。でも、この地域名を母上から聞いて「マジか~!」って叫びましたわ。わたくすぃ。

母上「はぁ~いっ、ここをドクタケ城というのよ、」
と地図を指して言ったわけですよ、
ビビりました。忍たまの世界に転生したんだいやったっ~!って喜びましたわ。

それは置いといてですね...

目の前...いや、辺りと言うべきか。辺り一面に炎が激しく燃え上がっていた。人々の苦しんだ声、叫び声はもちろん。
ケロイド状の火傷に放心した顔。かき消すこともできず脳内にインクが紙に吸い込むように染み付いた。

...流石にキツイよ。
昔、いや転生前。”原爆”について調べてたのよ。
興味はあったね。それで菊池さん、カメラマンが撮った写真を思い出しちゃって。

「っ…ひっ…う゛ぅ…」
嫌だ、こんなの嫌だ。
死にたくないよ、まだ。
…母上。10年間誠にありがとうございます。
たくさん世話を焼かせましたね、
ごめんなさい。また世話を焼かします。

「とりあえずこの火事から逃げるのよ~!!」
さって~!!炎を割り、裂けて裂かして…!

「いえっさぁ。まず此処何処でしょう?」
はい、火事からは逃げましたのよ。えぇ。
山…山ですよね?知らん山なわけですよ。
終わりました。マジで地理わからん…此処…何処だ?
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