• テキストサイズ

忍たまの世界に転生したら…戦災孤児なんですが…(恐怖)

第3章 変な奴、発見。


「えぇ!?何で土井先生が出てくるのよ!」
「土井先生はお前たちの事……認めてくれたんだぞ?だから、土井先生は俺たちが恋仲になると思ってるはずだ。」
きり丸に言われ私は固まってしまった。
確かにきり丸とは仲良くなったし、一緒にいる時間も増えた。でもまさかそんな勘違いをされているなんて思わなかったのだ。
「きり丸……どうしよう……?私たち付き合ってますよって言った方がいいかな?」
「いや、それは言っちゃだめだろ!というか急に仕事?聞かれてるに決まってんじゃん。今までのやり取り。」「あぁ……そう言えばそうだよね。どうしよう……。」
「まぁ……とりあえず明日になったら考えようぜ?」
「うん、そうだね。お休み、きり丸。」
「あぁ、お休み。」
次の日、朝起きると目の前に土井先生がいた。
「二人とも……どうなんだ?」
「どう……とは何ですか?」
「はぐらかすな!お前たち……恋仲なのか?」
「違います!」と二人で否定したが、
「嘘つけ!昨日の夜あんなに楽しそうにしてたくせに!今更隠すな!」と怒鳴られた。
「あ~もう!うるさいですよ!先生には関係ないです!」
「関係なくはない!お前たちは大事な生徒だ!それにな、まだ幼いお前たちを手籠めにする奴がいるかもしれないだろう!気を付けなさい!」
土井先生はそう言うと部屋から出て行ってしまった。
「先生、変なこと言わないでくださいよ!ほら、俺達も早く支度して学校行くよ!」
きり丸は土井先生にツンと顔を背けた。
「あ、そういや今日から学校だよ。」
機嫌が180度回転した土井先生は私に詰め寄った。
「さぁこの服を着て。前みたいに一人称とか口調を変えること。」「分かった。」
「それと今日からお前たちは同室だ。いいな?」
「分かりました~!よろしくね、きりちゃん!」
「うん、よろしくな。」
こうして私は男装学園生活をスタートさせたのであった。
/ 30ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp