忍たまの世界に転生したら…戦災孤児なんですが…(恐怖)
第2章 男装…ねぇ。
___「うわぁあああああ!!!!!!」
俺は絶叫する。
「どうした!?」
土井先生が走ってやってきた。
「あぁ……土井先生、あれ……。」
「なんだよ、きり丸~、ってうわっ!?」
俺と土井先生は絶句し、唖然としている。
「……あはは、ちょっとやりすぎちゃった☆」
「「ちょっとじゃないだろ!?」」
そこには、血まみれの死体が三つあった。
「どうして大体こうなるんだよ!?」
俺は必死に揺さぶる。
「えへへ~、だってぇ~、楽しくなっちゃってつい~!」
「つい~!じゃないよ!というかこの死体誰のだよ!!」
先生と俺は呼吸があるかを調べるとミヤはふっと笑い
「それは私が作った人形_つまり囮だよ。」
と言った。
「あーびっくりした……。」
「心臓止まるかと思ったわ。」
土井先生も安心しきっている。
「まぁ、でも楽しかったからいいや!」
「良くないけどな!全く……」
「はいはーい!ご飯食べましょ!」
俺、土井先生、ミヤがぐるっとご飯の周りに座る。
「普段忍術学園からこっちに帰るときはバイトがあるんだけどな。」
土井先生は苦笑いをしながらきり丸を睨む。
「明日からバイトの子守りと花作り、あとはアイスキャンデー売りがあるんでね。」
てへっと俺は笑い拳を頭につける。
「ったく...いい加減女装はやめろよ~。そしてバイトの半分俺に押し付ける気なんだろう?」
土井先生がきり丸をひっぱたく、ふざけんな。痛いんだばーか!「まぁ、私は見てみたいな。きり丸の女装姿。」
ミヤは笑う。
「絶対嫌ですよ!恥ずかしいですし。」
あれは商売の為にやるものな訳で...あ、でも。
「そういえばミヤも一年は組に入学するために男装するのか。」
...俺とならまだしも他の部屋に入ったら風呂とか...ヤバくないか?
「...土井先生!部屋割りどうするんですか!?」
俺は身を乗り出して土井先生に聞くとにっこりと笑い「きり丸と同じ部屋にするつもりだよ。乱太郎としんべヱにくれぐれもバレないように。」
と言われた。
あぁ……やっぱり。
「じゃあ決まりですね!」
「あぁ。よろしく頼むぞ。」
「……はい。」
これからどんな生活になるんだろう。
楽しみ半分、不安半分。
「よし、今日は早めに寝るか!」
「「はーい!」」