第4章 月島軍曹と樺太先遣隊
おまけ
「大尉殿、あの射撃は何ですか」
「うっ……だって村田銃なんか士官学校時代の訓練でしか使ったこと無いしぃ……」
「戦場でそんなことが言い訳になりますか」
「すっ、杉元だって銃下手くそじゃん!」
「俺!?
ほっとけ!」
「杉元は近距離特化型だから良いのです
貴方は腕っぷしも弱いでしょう」
「酷い!」
「これから毎日演習をしましょう」
「演習~?」
「さあ、早速行きますよ
谷垣、お前も軍を離れてなまっているだろ、来い」
「ブヒィ!?」
エノノカのコタンに、鬼軍曹の怒号と二人の悲鳴が上がったと言う