第2章 初恋2
「あの子、体が弱いの…?」
自分でも驚くほど声が震えている。
僕が思った事に気づいた清光が慌てて
「言っとくけど、あの人みたいに体が弱いって意味じゃないよ!ただ、無茶すると熱がすぐでるの」
「そう…なんだ」ホッ
ホッ?僕は今ホッとした?どうして?
新しい主なんてどうでもいいはずなのに…。
どうして僕は安心してるの…
「…そうか」
「ん?安定?どうしたの?」
僕は…
「さっき、主に惚れたんだ」
「はぁぁぁぁーーー!」
清光の声が鼓膜を破りそうな勢いだった
「ちょっと!いきなり大声出さないでよ!
びっくりするじゃん!」
「おま!当たり前だろ!いきなりボーッとしてるなって思って声掛けたら「主に惚れたんだ」とか言い出して!」
「だって、本当にそう思ったんだもん!」
清光の言う通りだけど、主にさっき惚れてしまったんだきっと。我ながら単純だ(苦笑
「ふぅん、あの安定がね〜恋か〜」(≖͈́ㅂ≖͈̀ )ニヤ
「ちょっと顔キモイよ」
「何をぉー!!!キモイなんて失礼な!」
「だって本当の事だもん」
「たっく、本当に失礼だな〜。まぁそんな事より本当に主に惚れてるんならお前の恋手伝うよ」
「ありがとう…清光///」
「おぅ…///」
清光に言ってよかった…。
それにしても最初は新しい主なんて嫌だったのに恋をしただけで良くなるなんて本当に我ながら単純だ。
それでも…好きになってしまったんだ。
清光も協力してくれるし明日から頑張るか!