第5章 してしてチューシテッ 美美美女学園3(スリー)
5円玉、ポロリ。
紐でぶら下げた5円玉をミユの目の前に垂らした。
その瞬間、ミユの瞳から光が消える。
「アナタは今から瞼が重くなーる...ウンチャカチャカ....」
と、伝説の呪文『ウンチャカチャカ』を言い終える前に、ミユはバチンッ!と目を閉じた。そして歩道に急にしゃがみ込む。
....ミユ....ほんとごめん.......
そんなミユの肩を抱き、通行人の妨げにならないところまで私は体を移動させる。そしてカッと目を見開く。
これもミユの乳を揉む為に必要な事なんだ....。
「ハイッ!!私が手を1つ叩いたらスーッと腕が筆記用具まで伸びますッ!!」
パァンッ!!!と、私は全身全霊で手をぶっ叩く。
ちなみに身動きできなくなったミユの脇の下を嗅いどく。瞳を閉じたミユは、バッグからシャーペンを取り出した。
「でねっ!今からまた手を叩くと、この書類に『柔道部に1日体験入部したいです』って書くしかなくなるっ!!腕が勝手に動くでしょっ!?ねっ!?」
ーーもしもの時のために催眠術の本読んどいてヨカッタ!!
と、必死こいて催眠術を親友のミユにかけまくっていたら、それを見られている事に気が付かなかった。
背後からの視線。
「清華センパイ...♡手伝い人〈てつだいびと〉という立場とはいえ、やっぱり立派に生徒会の一員なんですねっ♡」
きゃきゃっとはしゃぐのは柔道部Gカップ少女。スマホを持って撮影してた。
「催眠術が使えるなんてっ....!すごいですっ♡ご立派なおっぱいの柔らかさと才能を持ち合わせてる〜っ♡」