第1章 淑女たる美美美【びびび】女学校。完!
うら若き乙女の女子高校生共が、体育館にて勢揃いしていた。
美美美女学校の女生徒なるもの!!!
女子高校生共は、皆軍隊のように声を張りあげている。
全員、休めの姿勢を取り、一糸乱れぬパフォーマンス。
ひとぉつ!!
ミニスカであるべし!
膝のしたなん10センチの古きスカートの長さ論争は、収まるべきなのだ!
カス!
そんなのはカスであります!!!
革命を起こせ!!
起こせッ!!!
体育館が揺れる、揺れる。
まるでこれからバイオリンのコンクールが始まるみたいな豪華な内装の体育館。
...この学園、校内の内装は、昔ながらの淑女像をイメージしているらしいな。
体育館のトップの教壇に立つは、理事長先生。
脚を、さらせ!!
脚サラセ!!
挨拶がわりに自分のスリーサイズを高らかに宣言!し!ろ!
おおおー!!!
全校生徒が声を上げる。
ついでに、おっぱいも見せて欲しいな!
リップがぷるんっ!とお色っぽい。理事長先生。
それは無理です!
と、全校生徒がキッパリと断ったところで、朝会は終了。
ここは(びびび)女学校。美美美。
元々は共学だったが、理事長先生が代替わりした時に強制的に女子校となった学園である。
女子校から共学に、
ではなく。
共学から女子校に、
そうさせられた由緒正しき高等学校である。
「なぁ、遅くとも今日の午後には私立あん♡あん♡学園に改名したいのだが..。
アンの部分はあえぐように言えとな....」
ーー職員会議は、まぁ、こんな感じである。発言したのは、理事長先生である。
そんなもんで。
そんなトップに染まりきってしまったのか、そもそもそうだったのか、
生徒も結構、
変わり者しかいない。
「はぁ...会いたいよぉ...」
窓辺にたたずむは、かわい子チャン。