第6章 日常の変化(※)
夢主side
どいつもこいつもって部分は引っかかるがその言葉に私はちょっぴり機嫌が戻る、チョロすぎないか。
照れ隠しといわんばかりに春千夜の首筋に顔を埋めた。
『・・・いつも、こうやって女の人抱くの?』
「あ?くだらねぇ事聞いてくんなよ」
『だってすごい慣れてるから』
もしかしたら天性の才能かもしれないけれど、普通に考えて彼は大人だしこんなにイイ見た目してるし当然だろうな。
「あー、そんな気持ちよかったんだ?そりゃバカみてぇにイってたもんなァ?」
『ひぁっ・・・!』
いきなり耳朶を噛まれて変な声が出る。耳元で聞こえる彼の声はいつもより色っぽくて心臓に悪い。
耳を抑えながら春千夜の顔を睨むと、また意地悪な顔。
「お得意の演技かと思ったら締め付けすげェの、クソエロい」
『・・・〜〜ッ!うるさい!』
クックッと笑い声が聞こえたと思ったらそのまま頬を撫でられて噛み付くようにキスをされた。
彼のキス、凄く好きだ。
散々疲れていたはずの身体がこれだけで発情してしまう。
_____その後はどちらからともなく、また身体を重ねた。
お互いの身体に覚えさせるように、忘れないように。
いつ会えるかもわからない関係、私達のいる世界はいつ死んだっておかしくない場所。
ねぇ、また会えるかな。