第4章 熱い身体
夢主side
あぁ、本当に最悪な気分だ
ゼ「おい、しっかりしろって。・・・まーた盛られたのかよ 」
今回、運が悪かったのはやはり薬を使われた事だった。とても苦しい、体が火照って仕方ない。
三「 ・・・・・・オイ、どーいう状況だァこれは」
ゼ「 あぁ、任務の方は無事に終えたから安心してくれよ。の情報をデータにまとめるのは俺だから後で確認してくれ。」
三「 ・・・・・・そうじゃねェ、コイツだよ 」
ベッドの下に座り込んでうなだれている私の事だろう。後ろから彼の声が聞こえるが、今は反応する余裕もない。
あれから私の銃声を合図に任務の完了が知らされた。気づけば部屋にはゼンも来ていた。暗殺任務はその後の処理などがまぁまぁ大変なのだ。
_____そして私が盛られたのは見ての通り、ソッチ系のクスリ
発情し切った身体は思うように力が入らない上に、とても敏感になる。
睡眠薬よりも厄介。
ゼ「 あぁ、薬盛られてるから。毒ならどうにかできたけどその薬はほっとくしかねぇなぁ。がそんなんなるのも珍しいじゃん」
『 ・・・るさぃ。・・・・・・グラスに口付けなくても匂いで分かるようなキツさだったんだもん・・・・・・』
こんなのは慣れっ子だけど、今回はいつもよりキツい。抜けるまでどのくらいかかるのか考えたくもない。
ふわふわした頭をなんとか働かせる。身体を動かそうにもドレスが擦れるのすら耐え難い。
ゼ「もーすぐ迎え来るから。必要なら男でも用意するか?俺はお前の相手なんて勘弁だからなぁ」
『 いらない、このくらい大丈夫・・・』
よりによって三途の目の前でこんな姿を晒してしまうなど恥だ。まもなく幹部達も合流するだろうし、見られる前にさっさと消えたい。
( ・・・・・・あー。・・・なんでもいいから抱かれたい )