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あなただけに見せる顔【約束*番外編】(鬼滅/上弦夢)

第1章 sign



「巌勝....」

 外では呼ばない呼び捨てが、鈴を静かに揺らすように私にsignを送る。

「....いいよ。」

 馨しく炊かれる煙に誘われるかの如く、抗い方を忘れて堕ちていく。
 己のその様は、主人に懐柔される犬のよう。その主人である綾乃が偽りのない安住の地でなくともいい。

 3つ目の麻薬の一面が強く作用するこの瞬間が、全てを忘れさせ解放させてくれるのだから。





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