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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第21章 Corpse


次の日、ゼロ君と一緒にお昼ご飯がてらポアロに行くことにした。

カランコロン。
「いらっしゃいませーって安室さんに陽菜さん!やだ、お二人で一緒にこられたんですか?きゃーっ」
先に出勤している梓さんが、私たちが一緒に来たことにより、色々な思考を巡らせているようである…。

「たまたま、そこであったんですよ!ね?安室さん」
「そうなんです、梓さんのご期待に添えるようなことは何も…すみません」
ややこしくならないよう、梓さんには安室さんとはそこで会ったことにした。
「そうだったんですね、やだ、私ったら!」
顔を赤くしている梓さんをみて、安室さんと2人で私は笑いあう。

「では、僕は着替えてきますね。陽菜さんは、ゆっくりしていってください」
「はい、ありがとうございます」
安室さんをバックヤードに見送り、私は梓さんの勧めで、カウンター席に座る。

「陽菜さん注文は何します?」
「では、梓さん特性のからすみパスタとホットコーヒーをお願いします」
「了解です。腕によりをかけて作ります!」
「ありがとうございます、よろしくお願いします!」

梓さんのからすみパスタは本当に美味しくて私のお気に入りメニューなのである。パスタを作りながら梓さんは私にニヤニヤしながら、安室さんの好きな所はどこかと聞いてきた。

「陽菜さんは安室さんのどこがお好きなんですか?」
「ぶっ。とっ、突然ですね…」
梓さんのストレートな質問に思わず、飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになった。

実は私…ゼロ君とけっこう長く一緒にいるけど、恥ずかしくて今ままでゼロ君の好きなところを口にしたことがあまりない…。しかも旦那といえども公安所属なので人前で惚気を話したりする機会がほとんどなかったし…でも、今ゼロ君本人は着替えに行っていていないし、期待に満ち溢れて、梓さんの目がキラキラしてるし…言ってみようかな…。

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