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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第19章 日常


犯人たちは、3人でフロアを出ていく。ナイス沖矢さん人数が減った今なら制圧できる。私は拳銃を片手に、排気口から飛び出し、沖矢さんの手にまかれているガムテープめがけて球を撃つ。

「なっ!なんだお前!!どこから!うっ撃つぞ!!」
犯人は私目掛けて、銃を構えるが引き金を引く隙なんて与えない。パンッ。

「うわぁぁぁぁぁぁぁ。」
「素人がそんなの持っていては危ないですよ?」
「てめぇっ!!」
「女がなめんなっ!!」
そういって向かってきた犯人2人も無事制圧し、先ほど別の部屋を見に行った、3人も沖矢さんによって制圧されていた。とりあえず、のびた犯人をガムテープグルグル巻きにし、人質の皆さんのガムテープを外し、美和子に連絡をいれる。

「もしもし、美和子?ちょっと大丈夫なの?!銃声聞こえたけど!」
「あー、あれは大丈夫!そんなことより犯人達は制圧したわ。今から人質だった人達を出入口まで誘導すから対応よろしく!私はちょっと無茶したからズラかるわ!!」
「はぁ、わかったわ。始末書書きたくなかったら見つからないように気をつけるのよ」
「分かった、ありがとう美和子~♡」
美和子への連絡を終え、皆を出口に誘導してから、私は一人で裏口からにげる…はずだったのに…。

「なんで、沖矢さんがいるんです?」
「なんでって、協力したお礼を頂こうかとおもいまして」
「捕まってたところを助けたんだからおあいこでしょ?」
なぜか私の愛車LC500の助手席に沖矢さんがのっている。

「しかし、意外ですね。貴方がこんな車にのっているなんて」
「こないだまで、修理にだしていて、やっと帰ってきたんです」
「ほう…」
「仕方ないから工藤邸まで送ります。着いたら降りてくださいよ?」
「気が向いたら降りますよ?」
いや、向かなくても降りろよ…。

「すみません、少しコンビニに寄ってくれませんか?」
「いいですよ、あそこでいいですか?」
「構いません、ありがとうございます」
コンビニに車を止めて、沖矢さんが帰ってくるのをまつ。まぁ、このまま置いて帰ってもいいんだけど…とか考えていたら沖矢さんが戻ってきた。

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