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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第19章 日常


私、降谷陽菜はこの間、絶倫の旦那様に可愛がられ続けた身体の後遺症と戦いながら、今日も元気に本庁にて仕事中である。

もう3日も経つのにまだ腰が痛い…。こんなんじゃ事件が起こっても動けないよぅ、今日は何も起こりませんように!!

「陽菜さんこの資料はありますか?」
「風見さん、もちろん!こちらに準備済みです。どうぞ」
「ありがとうございます、やはり陽菜さんがいてくれると仕事がはかどります」
「かっ風見さん!そんなに褒めても何もでませんからね!」
「自分はそんなつもりでは…」
いつものような平和なやり取りを風見さんと繰り広げる。

ブーッブーッ。
「すみません、電話です。はい、降谷です」
電話に出るとその相手は捜査一課の佐藤美和子だった。
「今、110番通報が入ってね、米花町3丁目の銀行で強盗事件発生よ。陽菜すぐ現場に急行して!」
「了解!!」
グッバイ、私の平和な日常…。クスン

「風見さん、銀行強盗が発生したので現場に向かいます!あとお願いします」
「分かりました。くれぐれもお気を付けて」
風見さんに見送られ、私は車を取りに駐車場に急ぐ。

駐車場に着くと私の相棒のLC500が待っていた。
「よし!いくよ、相棒!」
そうつぶやき、私は車を発進させた。



現場に到着すると、沢山の警察官が銀行の周りに集まっていて、SATまで出動しているではないか!
「陽菜!やっときたわね」
「美和子!ごめん、ちょっと遅れた。で、状況は?」
「犯人は6人組で中に人質をとっているわ。でも人数の把握はまだできていない状態よ」
「なるほど…、ちなみにこの銀行の見取り図みたいなのってある?」
「あるっちゃあるけど、そんなの見てどうするつもり?」
「まあまあ、とりあえず見せて」
「分かったわ、高木君!この銀行の見取り図見せてくれる?」
「はっ、はい!これです佐藤さん。降谷さんも来てたんですね」
「高木さん、遅れてすみません」
3人で高木さんが持ってきてくれた見取り図を確認する。

んー。ここに排気口があるからここから侵入して、状況を把握して美和子たちに伝えることにしよう。

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