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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第18章 お仕置き


「もっもしもし…」
「遅い」
電話にでたら明らかに怒っているであろうゼロ君の声が聞こえてくる。
「ごめん、ちょっとコナン君達と一緒にいて」
「まぁいい。今どこだ?」
「えっと、米花町の裏路地にいるけど」
「今すぐ行くからそこを動くな」
「今すぐって、私のいるとこわかるの?って…切れちゃった」
ゼロ君がすぐと行ったら、多分すぐ来るのだろう…

「どうしよう…なんて言い訳したらいいの?あー、キッドが心配だったからって余計なことしなきゃよかった…気が重い」
一人で項垂れてしゃがみこんでいると目の前に見覚えのある靴が現れる。

「さて、覚悟はできてるだろうな…陽菜」
「ぜっ…ゼロ君…お早いお着きで…あはは」
笑って誤魔化そうとするが、そうもいかないみたいで…ゼロ君に手を引かれ近くにあった、おそらく風見さんが予約させられたであろうホテルのスイートルームに連れてこられ、部屋の鍵を開け中に入るなりベッドに押し倒される。

「えっと…ゼロ君、ちょっと落ち着いて話そう?」
「俺は至って落ち着いている。俺に黙って勝手した陽菜にどういう、お仕置をしたらいいか考えていたところさ」
「いやいや、そんな事を思ってる時点で落ち着いてないよ?」
「うるさい…陽菜、俺が聞いた事だけ答えるんだ」

これはまずい…非常にまずいことになってしまった。どうしよう、上手く誤魔化さないと…

「この状況で考え事とは余裕だなっ」
ガリっ。
「いっ…っう」

耳元で囁かれたと思ったら、思い切り耳を噛まれる。
「いたいっ…やめてっ…ゼロくっ」
容赦なく噛みつかれる耳の痛さに耐えきれず、涙が溢れて来る。
「やめるわけないだろ。これはお仕置き…なんだからな」
私の事を上から見下ろし、ネクタイを緩めながら舌でペロリとなめずる。余りの色気にクラクラするが、私はゼロ君から逃れようと身じろぐ。

「やだっ…離れてっ…今のゼロ君怖いし嫌いっ」
「勝手に動いたお前が悪いんだろ。大人しくお仕置きを受け入れた方が楽だぞ」
「っ…やっ…」
暴れる私の手首を布団にぬいつけ、噛み付くようなキス繰り返し、何度も角度を変えて奥に奥に入ってくる。

「んんっ…はぁっ…んっ」
息をする間さえも与えてもらえず、酸欠で涙がこぼれ落ちる。

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