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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第17章 真実


「まっ、まぁ話を戻すと、オメーの携帯をハッキングしてたスバルさんが、ベルモットからのメールをみてさすがにヤバイと思って迎えに行こうとしたってわけだ。結局、陽菜さんが一緒で空いてる部屋に行ってくれて助かったよ…」

「その昴って人何者なのよ?!なんで貴方のお母さんと一緒の家で暮らしてるわけ?」
「大丈夫!彼は味方だから…それに、母さんが来るのはたまの週末だけだし…」
哀ちゃんは沖矢さんの正体をまだ知らないみたいだ。コナン君がきっとワザと言っていないのだろうから、私も黙っておく。

「ほらほら、2人ともその辺にしときなよ!今回の収穫はしっかりあったんだし…」
私がそう言うとコナン君は私を真っ直ぐに見つめてくる。

「コナン君?どうしたの?」
「今回の収穫はポアロでバイトしてる安室さんが、奴らの仲間の“バーボン”だと分かったこと。ねぇ、陽菜さんは本当に安室さんが奴らの仲間だったこと…知らなかったの?」
私を真っ直ぐに捉えたコナン君の目は私に探りを入れようとしてる探偵の目をしていた。

「知ってたら付き合わないよ…私もあんな優しい彼が組織の一員だと知って驚いてるし、多分私と付き合う事にしたのは、警察の情報が欲しいから…私は久しぶりにできた彼氏に利用されようとしているってところかな?」
少しの動揺も見せず、たんたんと私は答える。ゼロ君がコナン君を見定めてる最中に、私と彼の関係がバレるわけにはいかない。

「そっか…ちなみに、そのまま何も知らずに付き合い続けることってできたりする?」
「ちょっと!貴方ねぇ!奴らの情報が欲しいからって、陽菜さんを利用するつもりなの?!」
私のため思って怒ってくれる哀ちゃんはホントに優しい子。

「もちろん!私も公安として奴らの情報は欲しいからね。コナン君に言われなくても、付き合い続けるつもりだったわ…だから、哀ちゃん、私は大丈夫!ありがとうね」
哀ちゃんの頭を撫でながら私は答えた。

ブーッブーッ。スマホの画面に表示されている名前をみて私は固まってしまう…これは嫌な予感しかしない。
【降谷零】

これは出るべきか出ぬべきか…いや、まってここで出ないと後々、絶対ゼロ君にヤられる…いや、殺られる?どちらにしても、ダメなやつじゃんかー(泣)

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