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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第16章 風見の思い


自分の名前は風見裕也…公安警察に所属する警察官である。
自分は今本庁で仕事をしながら、ミステリートレインという列車に乗っている上司…降谷さんからの連絡を待っている所である。
ピピピピッ。ピピピピッ。

やっと連絡が…と思いスマホの画面をみると、その上司の妻陽菜さんからの電話であった。

「もしもし?風見です」
「あ!風見さん、お仕事中すみません。今からGPS情報を送るので迎えに来てください。お願いします」
「迎えですか…?わかりました」
「ありがとうございます!まってます!」
ピッと電話を切ると、位置情報が送られてくる。それはここから離れた山奥の手前ぐらいのところだった。

何でこんなところにいるんだ…この人は…。

急いで迎えに行くため、本庁を飛び出し車のエンジンをかけ車をだす。

降谷さんにしろ、陽菜さんにしろこの夫婦は自分の扱いが荒い。いや、信頼を置いてもらえているといい点では嬉しいことなのか?そうだよな…うん。

無理やり自分にそう言い聞かせているとまた、電話が鳴る。
ピッ
「はい、風見です」
「風見…今回のシェリー保護作戦は失敗だ」
「そうですか、了解です」
「陽菜から連絡はあったりしたか?」
「はい、先程 陽菜さんから位置情報が送られてきて今自分が迎えに向かっている所です」
「そうか…。すまないが陽菜を頼む。俺はまだ抜けれそうにないんでね」
「任せて下さい」
「陽菜に伝えてくれ。俺に黙って何をしていたのか、洗いざらいはいてもらうと」
「わっ…わかりました」
降谷さんの声のトーンが低かったことから、また陽菜さんが何か無茶をやらかしたんだなと風見は察した。
ピッ。電話を切ると、陽菜さんのいる所の近くまで来ていた。

ピピピピッ。
「はい、降谷です」
「陽菜さん、風見です。もう近くまできていますが、みえますか?」
「ちょっと待ってくださいね…えっと…あ!見えました!向かいます」
ピッ。
陽菜さんは自分の車を見つけ、走ってきて助手席に乗り込む。

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