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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第15章 ミステリートレイン【3】


「はじめまして。バーボン…これが僕のコードネームです」

ゼロ君…どういう訳かは、分からないけど…多分それは哀ちゃんじゃないよ。おそらく偽物…はっ!!!この列車、確か怪盗キッドがくる予定だったはず!彼は変装のプロ…コナン君とも面識もあるし、もしかしたらあの哀ちゃんは…

「バーボン…このコードネーム聞き覚えありませんか?君のご家族とは会ったことがあるんですが」
私は今は2人の会話を聞くことにした。

「ええ、知ってるわよ…お姉ちゃんの恋人の諸星大とライバル関係だった組織の一員。お姉ちゃんの話だとお互い、毛嫌いしていたらしいけど?」

「ええ、僕の睨んだ通り…あの男はFBIの犬でね。組織を裏切った後、消されたって言うのがどうにも信じがたくて…あの男に変装し関係者の周りをしばらくうろついて反応を見ていたんです。おかげであの男が本当に死んでいることが分かりましたけどね」
2人は、お互いに睨み合いながら会話を続ける。

「まあ、変装させてくれたのは今回僕の代わりにあの男に化けてくれた仲間ですが、君がここへ現れたということは…君に恐怖を与える効果は十分にあったようだ」

バーボンモードのゼロ君…かっこよすぎない?何て言うかこうギャップが凄いのよね。今回初めてちゃんとバーボンモード見たけど控えめに言って最高!

「ふっ…では、手を上げて移動しましょうか。8号車の後ろにある貨物車に」
バーボンはそう言って哀ちゃんに拳銃を突きつけ貨物車に誘導する。私も後ろから気づかれないように尾行し、風見さんにすぐ連絡を取れるようにスマホを準備しておく。

「さあ、その扉を開けて中へ…」
哀ちゃんに変装した…恐らく怪盗キッドは貨物車のドアをあけ中に入る。バーボンは相変わらず拳銃を突きつけたままだ。

「ご心配なく。僕は君を生きたまま組織に連れ戻すつもりですから」
バーボンは自分の服の懐から小型爆弾を出し、連結部分に設置する。

それこの間捕まえた奴らから押収した爆弾じゃない!また勝手に持って来て…風見さん使ったな…。

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