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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第11章 風邪


やってしまった…。これはまずい…。
ピピピッ。手元の体温計をみたら、37.8℃どうりで身体がダルいはずである。
赤井秀一の協力者になるといってから早3日が過ぎていた。

その3日間で、コナン君たちが言っていたシェリーのことを探ってほしいとゼロ君に頼まれ、本当に組織はその女性をここの世から消すつもりなのだと感じる。
仕事の量が増えた私は、忙しく ろくに休みもしてなかったせいで風邪ひいてしまったようだ…。

でも、休むわけにはいかず、今日は警察庁の公安で溜まっている仕事を処理しなくてはならない。私が行かないと風見さんが可哀想なことになる…絶対。
「とりあえず、シャワー浴びて気休めに薬飲んで出勤しよう…うん」
支度を済ませ急いで警察庁に向かった。



「(ダルい…ダルすぎる。これ絶対熱上がってるよ…いや、熱があると思うからダルいのよ!私は風邪を引いていない、熱もない…)」
一人で廊下で暗示を掛けていたら、風見さんが死相を漂わせながら現れた。

「陽菜さん、おはようございます。お久しぶりです」
「かっ風見さん…お久しぶりです。えっと、あの大丈夫ですか?」
私なんかより、風見さんの方が余程重症に見える。

「心配には及びません。自分は大丈夫です!」
いやいや絶対大丈夫じゃないやつじゃん…。最近、風見使いも荒かったからなぁ、ゼロ君…。

「今日は私が居るので風見さんは休んでください。降谷君のせいで1週間ぐらい休んでませんよね?誤魔化しても無駄です!上司命令ですので、異論は受け付けませんよ!」
「……。分かりました。ありがとうございます陽菜さん。自分も今回は限界が近いのでお言葉に甘えさせて頂きます」

「よろしい!」フラッ
「っと…陽菜さん大丈夫ですか?」
熱でバランスを崩した私を風見さんが受け止めてくれる。

「あっ…ありがとうございます。すみません、ちょっとつまづいてしまいました!!では、気をつけて帰ってください」

抱きとめた時、陽菜さんの体温が熱い気がした。一応、降谷さんに連絡いれとくことにしよう。

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