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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第10章 協力者


「そこは謝ろう。しかし俺は君のことが、1人の女性として気になっているようだ」

「なにいってっ…っ」

私に赤井さんの顔が近づいて、気づいたら唇を奪われていた。

「っ…っう…んっ」

急に何してんの、この人!!腕を抑えられて抵抗ができない。

「んっ…」

私が逃げようとする度に、舌を奥まで絡めこませてくる。チュックチュッ。

「はぁっ…。可愛い反応するじゃないか。陽菜」

そう言ってまた、舌を絡める。ゼロ君とは違う、荒々しいキスに思考が持っていかれそうになる。さらにブラウスに手を入れてブラシャーの上から胸を揉まれる。

「っ…?!あっ…やだっ…やめっ」

私がやめてと頼んでも辞める気がない。

「秀一」

「えっ?」

「陽菜が俺の事をこれから、秀一と呼ぶなら今日はやめてやろう」

耳元で赤井さんに囁かれ、さらに敏感な頂きをコネ回され感じてしまう。

「んっ…わかっ…た。呼ぶからっ…やめてっ。しゅっ…いち」

「聞こえないな。もう一回だ」

「あっ…秀一っ…んっ」

「合格だ、陽菜。今日はこの位にしといてやろう」

やっと解放されると思いきや、鎖骨を思い切り吸われピリッとした痛みが走る。やられた、これ絶対キスマーク。

「悪かった、お前が可愛い反応をするからつい、虐めたくなったんだ」

「ついって、レベルじゃないわよ!この変態!!だいたい私はけっ…っう…」

しまったと私は自分の口を手で塞ぐ。危ない、結婚してるって言いそうになった。

「けっ?なんだ?」

「なんでもないわよ!私もう帰ります!貴方に襲われに来たんじゃありませんから!」

乱れた服を整えて帰る支度をする。

「まだ、夜は長いんだ。そう急ぐな、もう何もしないから。それに陽菜とは、まだ話したいことがあるんだ」

「(てか、なんで馴れ馴れしく名前呼びしてんのよ。あんなことしといて、この人なんで平然としてられんの?ほんと、腹立つ!!)」

睨んでいたら、紅茶を出された。これでも飲んで話そうということなのだろうか。ソファーの向かい側に座り赤井さんは話し出す。

「では、本題に入ろう。バーボンは俺が生きてると睨んで、俺のことを探している。違うか?」

ここで、ゼロ君のことがバレる訳にはいかない。私は赤井さんの発言にポーカーフェイスで対応する。

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