第6章 素直に
みーたんは可愛い。
背が低く胸が大きく、髪の毛もふわふわとしてて、胸が大きい。
イケメンの安室さんをみーたんもお気に召したのか、そっと横に立って見上げながら話しかけている。
お店に入る時も、安室さんがドアを開けてみーたんを先にお店に入れてあげて、紳士な振る舞いにみーたんも嬉しそうだった。
ニコニコ笑って安室さんにお礼を言えば、安室さんも優しく微笑み返していた。
よしよし。作戦通りだ。
あんな可愛いみーたんが降谷さんの彼女になれば、きっと降谷さんも癒されるに決まってる。
居酒屋について通路側のメニューが置かれた側に私は座った。
とりあえず上司には上座の奥に座ってもらって……
座って…
「安室さん?」
「はい?」
「どうぞ奥座ってください。」
「いえ、ここで。」
私の横にぴたっと座ってメニューに手を伸ばした。
安室さんの向こう側の隣にはみーたんが座ってる。
私の向かいに大学の同級生のたかしくん(仕込み)
その隣に高校からの友達りっちゃん(仕込み)
さらにその隣、みーたんの前に大学の同級生のさとしくん(仕込み)
彼らには今回、金髪の男性のために開いたから自然に盛り上げてくれとだけ伝えている。
「お酒だけとりあえず頼んで、それから自己紹介しょうか。」
私がそう言ってみんなでメニューを覗きあった。
ーーー…近い。
みーたんのほうに行ってほしい。
ドリンクメニューを持っていると、右隣の安室さんが一緒に見ようと顔を近づけてきた。
「ど、どうぞ決めてください。」
「いえ、僕はとりあえず生を飲むので。」
決まってるんかい。
メニューを差し出すと笑顔で突っ返された。
かく言う私も生中と決めているのだが。
みーたんだけカシオレで、全員が生中を注文した。