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うちの上司は【DC/降谷】R18

第1章 序章


何か…悪いことをしただろうか。

凄い怖い顔で見下ろしているけれど、私は瞬きを繰り返し、風見さんを見上げた。



「はい。私が夏目です。」

栄養バーを袋に急いで戻し、私は立ち上がった。
口の中がもそもそする。


「君に頼みたい仕事がある。」
「…私にですか?」

女性しかできない潜入捜査とか?
組織壊滅へ突入する人員とか?

優秀で有名な風見さんは怪我も多いと聞く。
それだけのことしている。その中に私も入れてもらえるのではないかと、私は動悸を抑えられなかった。



「そうだ。この事件について。君なりにまとめてもらいたい。」
「…え。」

バサリと渡された資料。これを…まとめる。
また、同じような仕事…?

「君の仕事を見させてもらいたい。」
「…?」

私を試してる…と言うことだろうか。
何のために?
昇進試験は別にあるし、これを認めてもらえたら大きな仕事をして任せてもらえると言うことだろうか。



「わかりました。期限は…?」
「今日の夕方までに。結果は早い方がいい。」

いま2時だけど。


「は、はい。わかりました。」
「君を見てみたいそうだ。必死に頑張りたまえ。」


…だれが?

その言い方は、風見さんが私を試しているわけではなさそうだけど…。

資料をパラリと開いてみた。


ーー…麻薬密売組織についてのようだ。

「これは香港のやつですね。」
「…わかるのか。」
「まぁ…以前似たような捜査資料を見たことがあります。…いや、その模倣犯…?3年前の12月にこの下っ端の組織をうちが逮捕してましたよね。それと関係があるのかな。一緒に分かりやすくまとめて持っていきます。」

「あ、あぁ。」

「どこに持って行ったら…。」
「また様子を見にこよう。」
「わかりました。」


私は風見さんから視線を外し席に着くと、資料を見詰めながらパソコンを開いた。


あまーいコーヒーをストローで吸い込み、残りの栄養バーを全部口に放り込んだ。


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