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うちの上司は【DC/降谷】R18

第40章 結婚


むすっと拗ねる武蔵に私は微笑んだ。


「いーの。本当に嫌だったら、結婚して、改装だけ終わらせたら離婚しちゃえばいいんだから。…騙してるみたいだけど。」
「結婚しないと建物直してくれないのが嫌なんだよ。聞いたけど如月奏ってやつ、姉さんのこと昔から好きみたいだし。」
「好きでいてくれるならそっちの方がいいじゃない。」

仲が悪いより、そっちの方が良好に進みそうだと笑えば、武蔵はもっとうつむき唇を尖らせた。


「姉さん…俺が……」
「ん?」
「俺が…っ!」


何かを言おうとした瞬間、食堂の扉が開けられた。
入ってきたのは上品な袴を着た男性だった。

誰だろうかとそちらを見ると、私と目があった瞬間、爽やかな笑みを浮かべまっすぐこちらに向かってきた。


「めぐみさんっ。」
「ひっ。」

反射的にのけぞってしまった。


「やっと会えた!」
「…?」


誰だ。
ちょっといやらしい顔つきが無理かもしれない。


「如月です!如月奏!今回は結婚の話を受けてくれてありがとう!」
「…え。」



小さい頃遊んだことあるし、顔だって覚えてる。

ーー…こんなんだっけ!?



ぞぞっとした。



子供の頃の記憶で結婚を承諾したのを少し後悔した。
いや、きっと慣れる。
ずっと一緒にいれば…慣れる……はずっ!


背はさほど高くはないが、ほっそりとしていて、髪の毛はオイルがベッタリとテカテカに塗られ、身だしなみには気を使っているようだったが…

目が…目が苦手っ。

獲物を狙うかのような、にんまりとした目が!




「めぐみさん。結納はいつにしようか。」
「……へ。」


ねっとりとした話し方に背中がぞっとした。



ーー…生理的に無理かもしれない!…慣れるかなぁ。

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