• テキストサイズ

うちの上司は【DC/降谷】R18

第40章 結婚


前まで裏方のお仕事ばかりだったのに、最近は着物を着てお客様の荷物を運んだり、表に出る仕事もやり始めた。

母としては、女将としてそのまま仕事をしてほしいのかもしれないが、あんまり乗り気ではないのが正直なところだ。


お昼休憩に従業員用の食堂でまかないを食べていると、武蔵が私の横に座ってきた。

「姉さんさ、継ぐの?」
「うーん、私の未来の旦那様がつぐんじゃない?」
「如月ってやつ?」
「うん。」
「姉さんそれでいいの?」
「恋愛に無頓着だし、だれが旦那さまでも家のことしてくれるなら別にいいかな。」


味噌汁を啜っていると、武蔵が私を冷たい視線で睨みつけてきた。
肌はいまだに黒く、金髪の武蔵に睨まれるとまるで降谷さんに怒られてるようで一瞬だけドキッとしてしまった。


「無頓着でも、あの最後の彼氏は結構本気なのかと思った。」
「…。」
「今まで姉さんの彼氏見てきたけど、別れて落ち込んでるの見たのは2回だけ。あの松田って人と最後の人。未練ないの?」
「そんなこと言われたって、彼は仕事を優先するために私から離れなきゃいけなかったの。」
「彼がそう言ったの?」

「ないの。…なんも連絡もない。それが答えでしょ。」


九条さんは降谷さんに話をしておく…と言っていた。
それから誰からも降谷さんからも連絡がないってことは、九条さんの話を承諾したってことだ。

私と別れろって話をーー…。




「ほら、その顔。やっぱり未練あるんじゃん。」
「うるさいな。まだまもないんだから当たり前でしょ。それより両親が困ってるんだからそっちが優先。」

「優先って…それで姉さんが結婚とか俺は納得できない。」

旅館の西側の解体作業が中断され、そのままの状態なのは良くないだろう。
騙し取られお金がない今、さっさと直して営業を立て直たほうが、早い。

如月さんとさっさと結婚して両親に安心してもらいたい。

/ 418ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp