第39章 降谷零の部下たちは
高橋はパソコンに写し出されためぐみと降谷の写真を見つめながらため息をついた。
「なんだよ、この二人できてたのかよー。」
「こうやって、コソコソ隠れて会ってたって思うと……」
高橋と影月が顔を見合わせ、にやぁっと笑った。
「なんか、にやけますね。」
「なんか照れるな。降谷さんのこんな顔初めて見た。」
批判が出るかと思いきや、にまにまと笑いながら高橋が言うと、何故か風見まで照れたようにメガネを上げた。
「確かに…降谷さんのプライベートな表情は見たことないな。」
「いつからなんですかね。」
影月が言うと、執務室の扉が開けられ、入ってきたのはローラだった。
「だいぶん前よ。」
「なんだ、ローラ知ってたのか。」
高橋に言われ、ローラは鼻で笑った。
「当たり前でしょう。あんなわかりやすい。」
「き、気づかなかった…。」
「降谷さんもめぐみが給湯室で会ってるのも見た事あるし、たまに助手席乗ってるのを見たことあるもの。降谷さんもたいして隠す気なかったんじゃないかしら。」
朝まで潜入していたのか、ウィッグとって髪の毛をサラリと戻していくローラに全員が視線を向けた。
ローラだけは、二人が付き合っていたことに気づいたいたようだった。
「めぐみって二人の時は呼んでるくせに、仕事中は夏目って呼んだり、見せつけられてるようで不快だったわ。」
「へ、へぇ…。」
「そんなことにも気付かないなんて、あなたそれでも公安?」
「うるせっ。」
ローラに言われ、高橋は顔を顰めた。
「じゃあ…今回の件は。」
「まぁ、間違いなく、辞めさせられた夏目さんを警察に戻したいんでしょうね。」