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うちの上司は【DC/降谷】R18

第36章 上司 降谷零の力


『潜入先の任務で海外に行かなくてはならない。約束したのに悪い。帰ってきたらまた連絡する。恐らく向こうでは連絡出来ないと思う。』

これは、僕がイタリアにベルモットと行く直前にめぐみに送ったメールだ。
それに対してめぐみからはすぐに返事が来た。

『わかりました。どうかお気をつけて。頑張ってくださいね。』


この文章からは何も読み取れない。



帰国してすぐに『帰ってきた。今から本庁に向かう。』と簡素なメールをめぐみに送ったが…。


「既読がついていないな。」


「夏目に連絡を?」
「あぁ。しかし既読にならない。」



ーー…どうか、お気をつけて。


これが海外任務への言葉ではなく、最後の別れの言葉だったとでも言うのだろうか。


「何か夏目が担当していた事件があったか?」
「いえ。今は特にありませんでした。今は彼女のサポートに頼っていたので、そちらを任せていました。」


じゃあ、何かに巻き込まれた可能性も低い。


「彼女が僕に何も言わずに辞めるとは思えない。」
「…言いずらかったたのかもしれませんよ?」

それはない。
上司と部下だけの関係じゃない、彼女とは恋人同士だ。

ーー…恋人関係も断つということか。






「そんなの許すはずがない。」
「…。」



僕は持っている携帯を握りしめ、めぐみが辞めるに至った原因に何があるかを考えた。


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