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うちの上司は【DC/降谷】R18

第35章 どうか


畳の上で二人。

降谷さんはそっと自分の顔を隠していた私の手首に触れてきた。


「ここが警視庁じゃなかったら、このまま…。」
「このまま?」

また降谷さんは途中で言葉を切った。
立場とか気にせず、私には全部話してほしいのに。


「お願い降谷さん。もっと降谷さんの気持ちを知りたいです。我慢せず私には話してほしいです。」
「……。」

すると降谷さんはふふっと笑った。


「我慢しなくていいのか?」
「はい。」


部下であり、恋人である私にもっと…。


「警視庁でなければ、このままめぐみを押し倒して抱いてしまいたい。」
「…へっ?」
「今ここで少しでもめぐみの唇に触れたら、きっともう止まらない。」
「……っ。」

私の手首を持つ、降谷さんの手に力が入って私は肩が震えた。

「抱きしめたい。噛みつきたい。…家でずっと二人で身体をーーー…。」
「ふ、降谷さんっ。」


耐えられない。

私の思ってたのと違う!

私のまとめたあった髪の毛を解き、肩に落ちた髪の毛をサラリと撫で始めた。



「君が言ったんだ。今思ってること話せって。」
「そ、そうじゃなくて…。」
「めぐみが思ってる以上に、僕は仕事以外にめぐみのことばかり考えてるよ。」
「…。」
「こうやって、訓練のふりしてめぐみが昨日影月とデートしている風景を頭からかき消そうとしてた。」
「デート…ってわけじゃ。」
「デートだ。あんな服着て、二人で楽しそうに歩いて…。」

段々と怖い顔になる降谷さんに私は慌てた。

降谷さんが仕事してるのに、自分は休みをとってご飯を食べに行くなんて、言わない方がいいと思ってたのに、それが裏目に出てしまった。

「めぐみ。僕も思ってる以上に独占欲が強いようだ。君と同じように…。影月と食事くらいって思ってたが、やっぱり…無性に腹立つ。」


むすっとしている降谷さんの頬に私も手を伸ばした。


こうしてみると、年上に見えない。


仕事の時と今と…うちの上司は本当にギャップが激しい人だ。

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