第32章 お手伝いの前に
剥き出しの太ももを指先で優しく優しく撫でていく。
「……っ。」
くすぐったさとゾクゾクする感じがして、私は降谷さんの肩をぐっと押した。
「僕の前で以外ではあまりしてほしくない格好だな。」
「…ん…」
「まぁ、僕の前で来てもすぐ脱がすがな。」
「…着ちゃダメってことですか?」
「着てもいいさ。着たら誘ってるって受け取って、抱くだけだ。」
そんなっ!
好きな部屋着なのに…。
「…ダサいパジャマ買います。」
「それも嫌だな。悩みどころだな。」
ショーパンにキャミにパーカーを部屋着にしたい私と。
着て欲しいけど着て欲しくない降谷さん。
首元に顔を埋め、触れるか触れないようなキスを何度も落としていく降谷さんに、私は身を固くした。
「…ん……ふっ…」
「声、我慢しなくていい。」
「…べつに…してないです…。」
恥ずかしくはあるけれど。
「もっとゆっくり抱きたいが…、眠いんだろ?」
「すぐ寝たいです…。」
「それは却下だ。」
キャミの中に手を忍ばせ、胸の柔らかい膨らみをぐっと親指で形を変えながら揉んでいく。
「……ぁ…ん…」
「うん。パッドだけだと、触れやすいな。アリだな。」
ーー…そのための服じゃないのだけれど。
親指が敏感な場所に触れ、私は降谷さんの服を強く握りしめた。
「んぁ…っ…や…」
クリクリといじっていく、降谷さんの親指が好き勝手動き、私はゾクゾクと力が抜けていった。
「もっと聞かせて欲しい。」
「…んっ…」
鼻から抜ける声をそんな風に言われると急に恥ずかしく思えて、私は唇を噛んだ。
すると、その噛んでいる唇を降谷さんはぺろりと舐めてきた。
「…っ。」
驚いて目を開けると、ふわっと笑う降谷さんがいて、心臓が飛び出すくらい高鳴った。