第32章 お手伝いの前に
胸を弄られながら、降谷さんは角度をつけ舌を絡めてきた。
「…ふ…んっ…ぁ」
柔らかく熱い舌ーー…。
吸われ、撫でられ、絡めていくーー…。
なんて、気持ちいいんだろう。
あまり濃いキスは好きな方ではなかったのに、あの寒い小屋で過ごしたあの時から、降谷さんとのキスは忘れられなかった。
辞めないで欲しい…
もっとーー…
「…はっ…ん……ぁ…」
そろそろ日付けが変わる時間…
早く寝なくちゃいけないのに。
「…んっ……ふぅ…」
止められない。
「…ふるやさん……」
「めぐみーー…」
吐息まで絡み合う。
熱い身体は彼を求め、私は手を伸ばした。
「…こんなに濡れてる。」
「ーー…だって、キスばっかりですもん。」
くちゅっと音が響き、私は足を閉じようと膝を擦り合わせたが、力の抜け切った私は、いとも簡単にショートパンツと下着とを脱がされ放り投げられた。
「ショートパンツも脱がせやすいな。やっぱりこのためだろう。」
「安眠のためですっ」
にまにまと笑う降谷さんはスキンを取り出し、自分も服を脱ぎ始めた。
「んまっ!」
「…?んま?」
「目に毒……」
私の足にまたがり、見下ろしてくる降谷さんの裸体は直視なんてできなかった。
会議室でやったときも脱いだとないし、こんな落ち着いて降谷さんを見たこと…ない。
いや、付き合う前に私の前で着替えたことはあったが、その時はこんな意識してなかった。
「顔が赤いな。」
「……っ。す、すきですっ!」
「…は?」
あまりの美しさに私はついそんなことを言ってしまった。
「ふ、降谷さんの身体…見れないですっ!」
目をぎゅっと閉じ、顔をプイッと横になって向けた私に、降谷さんは容赦なく足を持って広げた。
「バカなこと言ってないで、ほらいれるぞ。」
「…ま、まって………ひ、ゃぁ…っ」