第29章 ヒミツの関係…?
少しひんやりとする降谷さんの指先がおへその下あたりから上にかけて、ゆっくりと撫でていく。
「…んぁ……」
お腹を撫でられただけで反応してしまう。
「…めぐみ。」
「だ、れか…来ちゃい…ます…っ」
「そうだな。」
平然と言ってのける上司が信じられなかった。
執務室には普通にまだ帰ってない人もいるかもしれないのに。
首筋に顔を埋め、柔らかい唇が撫でていく。
「ふっ…ん……ぁ…」
音を立て、ちゅっと耳にダイレクトに響くたび、私は強く降谷さんの服を握りしめた。
「どれだけ我慢したと思ってる。どれだけ…」
耳元で囁かれ足に力が入らなくなってきた。
「誰が来ようと何しようと、絶対に抱くからな。」
「…やっ…」
誰が来ようと…?
そんなの…ダメに決まってる。
「しっかり立ってろ。」
「…ん…」
そっと耳の裏を撫でられた。
「前うっすらとここにシルシをつけてやったんだが、流石に消えてるな。」
「…えっ。」
「ほとんど見えない場所だ。」
そんなの知らなかった。
『あれ?…あ、いやなんでもない。あー…』
以前、横にいた高橋の気不味そうな表情を思い出した。
あれは、もしかしてキスマークをみられたのではないか。
「何ぼーっとしてる。」
「ひゃっ…!」
耳たぶを齧られて身体が跳ねた。
「みえる…とこは…だめです」
「ここならいいか?」
「…っ」
胸の膨らみを舐められ、キツく吸いつかれた。
顔にサラリと降谷さんの髪の毛がかかり、とたん香るタバコの香り。
組織にタバコを吸う人がいるのだろう。
満足そうにわたしの胸ついたシルシを撫で、胸を覆う下着に手をかけた。
「だ、ダメですよ…ここじゃ…」
「…。」
何も言わずに意地悪そうに下から笑って見上げてくる上司。
「近くの…どこか……」
ホテルにでも行こうと言おうとしたが、降谷さんは背中のホックを外し、あらわになった胸の先を口に含んだ。
「ひっ…やぁっ!」
「しーー。」