第29章 ヒミツの関係…?
降谷さんは私を抱きしめながら頭を優しく撫でてくれた。
「よくしてくれてるよ。めぐみは。」
声が疲れてる。
「今日はもう終わりですか?お疲れなら車で送ります。」
「…いや、抱きたい。」
急にストレートに言われ私は降谷さんの腕の中で固まってしまった。
「いや…でも、ハロが家にいるので……。」
降谷さんの家に行く?それともどこか別に部屋をとる?
私はこの後のことを想像して、ぎゅっと降谷さんの黒い服を握りしめた。
「ハロかーー…じゃあ、ここでするしかないな。」
「は……えっ?」
こ、ここで!?
壁に押し付けられ、私は上司を見つめた。
「降谷さっ……んんっ…」
有無を言わさず、角度をつけ唇を重ねられた。
すぐさま舌が触れてきて、私は降谷さんの二の腕に両手を重ねた。
深い深いキス。
こんな警視庁の会議室で…私はどうにか辞めさせようと抵抗を試みたが、止まる気配のない上司。
「……んぁ…ま…って…」
「待てない。ほら、舌出せ。」
顎を掴まれ、上を向かされ再び深いキス。
上顎を舌が撫でていく。
私は一気に力が抜けて降谷さんの背中にしがみつくように手を回した。
「エロい顔。」
「…っ。」
「その顔で僕をみてろ。」
「……ぁ…」
ジャケットのボタンを外され脱がされると、それを椅子に放り投げられた。
鋭い目で見られて、目がそらせない。
唇をペロリと舌先で舐められながら、シャツのボタンを下から外していく降谷さんに私はなんとか理性を保とうと必死だった。
「…だめですっ……。」
「いや、抱く。」
「警視庁…ですよっ」
「あぁ。」
だからなんだ、とでも言うように気にした様子のない降谷さんはボタンを全部外すと、あらわになった下着の縁をゆっくりと撫で始めた。
ゾクゾクとする。
もう理性なんてどっかいってしまいそうだったーー…。