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うちの上司は【DC/降谷】R18

第27章 どっちが好き?


私は顔だけ覗かせるハロに微笑んだ。

「おいで、ハロ。」

寝室に入ろうとしないハロは本当におりこうさんだ。
ハロはゆっくり歩いてベッド脇にちょこんとお座りをして私たちを見上げた。


「ハロ、寂しいのか?別にお前を放っておいてるわけじゃない。」

降谷さんはわしゃわしゃとハロの頭を豪快になでつけた。



「一緒がいいんだよね?ハロ、私とソファで寝る?」
「いや、ハロ。僕とここで寝るか?」

「…。」
「…。」

む。


「最近は私のこと大好きになったし、よくソファで一緒にお昼寝してたよね?ハロ。」
「誰がご主人様かわかってるよな?ハロ。」


私たちはじっと見つめ合った。

そして私はむっと眉間に皺を寄せ、ハロを抱きかかえた。
きょとんとした顔でハロが私の腕の中で見上げている。

「怪我してる人は1人で寝てください。」
「ハロは暴れたりしない。」
「寝相悪くて足で蹴るかもしれませんよ。」

「というか、君はそもそも犬が嫌いだろう。」
「…嫌いじゃないです。苦手なだけです。最近はもうぺろぺろ舐めてこないですし。」
「何を言ってるんだ。」
「ハロは犬じゃなくて…ほら、家族みたいな?」
「…何を言ってるんだ。僕の犬だぞ。」


私はハロを2メートルくらい離したところにそっと座らせると降谷さんの横に正座をした。






無言で睨み合う私達。



もう何をするかお互いわかってる。





「おいで、ハロ。一緒に寝よ。」
「ハロ。来い。」

私は両手を広げ、ハロを笑顔で呼び、降谷さんは膝を叩いてハロを呼んだ。


ハロはくぅっと小さく鳴くと、お尻を上げてトコトコと歩き出した。


きっとハロは私の方を選ぶに決まってる!


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