第27章 どっちが好き?
降谷さんに家の事を色々伝え、私はとりあえず仕事に向かった。
ハロのやきもちというか、自分も仲間に入れてくれ!が強すぎてどうにかしないといつまでたっても降谷さんと仲良くできない。
「お疲れ様です。」
執務室に入って早速メールや書類を慌しくチェックしていく。
午前中来なかっただけでも結構溜まっていた。
「お疲れ。降谷さん退院だっけ?」
「うん、午前中迎えに行ったよ。まだやっぱり本調子ではなさそうだった。」
「そ。めぐみも降谷さんもいないからさー、色々大変だったよ。特に書類。」
高橋は自分の席で必死に捜査資料を作成しているようだった。
いつもなら私が作っているやつだ。
「ありがとうね。わたしの仕事。」
「いや、めぐみも大変だろ。降谷さんが復帰できるまで俺らでやらなきゃな。」
そう言いながら高橋は、書類とパソコンと睨みあっこしていた。
降谷さんがいないのはよくある事ではあった。
組織の任務で海外に行く事だってあったらしいし、日本中ウロウロしている人だ。
私はメールの返信と、溜まっていた書類をどんどん片付けていった。
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夕方も過ぎると、私は帰り支度を始めた。
降谷さんのノートパソコンもカバンに詰めていると、ローラさんが私を見つめてきた。
ちなみに、先日“黒田さん”から“ローラさん”に呼び方を変えたら睨みつけられたが、管理官とさっきまで仕事をしていたからと適当な事を言ったら、いやいや了承してくれた。
別に呼び方なんてどうでもいいのだけれど、降谷さんと付き合ってるような振る舞いをしたので、ちょっとした嫌がらせだ。
…勝手に勘違いしたのは私なんだけれど…。