• テキストサイズ

うちの上司は【DC/降谷】R18

第27章 どっちが好き?


くぅん
きゅぅぅん
きゃん!
あんあんっ!

くぅぅぅん

わんっ!わんっ!

と、鳴き続け。

カリカリカリカリと、扉を爪で引っ掻くハロ。



どう考えても私達に何かをアピールしている。


ぐっと、私の頬に触れる降谷さんの手に力が入ったのがわかった。

ーー…怒ってる。


「あの…降谷さん?」
「……。」

むっとしてる降谷さんの手をそっと握りしめると、微笑みかけた。


「続きは…ハロがいない時にしましょう?」
「……。」

今も扉の向こうでは、くぅんくぅんと鳴いているハロがいる。

「それに…降谷さんの傷も気になりますし。」
「……。」

黙り続ける降谷さんがなんだが拗ねてるように見えてきて可愛く感じた。こんな上司の姿、見たことない。

ーー…まだまだ知らない上司の顔。


もっと知りたいと思った。




「傷が治ったら…激しく動けます…よね?」
頬を撫でたら降谷さんはぐっと眉間に皺を寄せた。

「…ずるい女だ。」
「私だって…我慢してるんです。」

ちゅっと、音を立てて、降谷さんの鼻の先にキスをして、私はドアを開けた。



「ご飯にしましょ?ハロもご飯にする?」

あんっ!

と嬉しそうに返事をするハロのすぐそばに降谷さんはちょこっとしゃがみ込み、わしゃわしゃと頭を撫でた。


「ハロにはもっとしつけが必要だな。」
くぅん。



凄みのある視線でハロの頭を撫で続ける降谷さんはどうみても邪魔をされて、拗ねてハロにあたる男の子にか見えなかった。














■□■□■



私はハロにご飯を用意し、温め直したご飯をテーブル並べて行った。

「見事なまでの病人食だな。」
「モツ煮に、ほうれん草の和え物、小松菜の炒め物に、レバニラ炒め。」
「血が爆発しそうだ。」
「尿酸値も上がりそうだけど、まぁ、今はとりあえず血を増やしましょう!」
「めぐみもな。」

「私はもう1週間でほとんど快調です。」

いただきます。と食べていく降谷さんを眺めながら私も一緒に食べていった。

「しばらくはこういった料理で我慢してくださいね。」
「我慢だなんて、うまいよ。」

もくもくと食べていく降谷さんを眺めながら,それが嬉しくて私は微笑んだ。


/ 418ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp