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うちの上司は【DC/降谷】R18

第27章 どっちが好き?


ハロは私の膝の上にぽてっと顎を乗せ、目を閉じた。

「……。」
「……。」


こんなこと今までされたことがない。
ハロ、どうしちゃったんだろうかと、私は耳の辺りを指先で撫でた。
パタパタと揺れる尻尾。


「ずいぶんと仲良くなったな。」
「…いえ、こんなこと初めてです。ハロ?君のご主人様は降谷さんだよ。」

ふっと視線を降谷さんに向けたが、ふんっと鼻を鳴らし再び私の膝で目を閉じてしまった。



「…入院期間が長かったから、放っておかれたと拗ねてるんでしょうか。」
「しかし、家を空けることはあったからな。」

その度ペットホテルか風見さんに頼んでいたという。



「ハロ。どけろ。今は僕の時間だ。」

ーー…ぼ、僕の時間?


上司の思いがけない言葉にドキドキしてしまう。



「僕だって、まだしてもらったことないんだ、どけろ。」

ーー…何を!?ひ、膝枕を!?

それでもハロは目を閉じたままピクリとも動かなくなってしまった。




「…仕方ない。このまま。」
「えっ!?」

くいっと顎を掬われ降谷さんの方を向かされ、私は戸惑ったが、
ハロが落ちてしまわないよう、じっとしたまま降谷さんの唇を待った。


「いった…!」
「…ハロ!」

口が触れる瞬間から今度は私の足に爪を立ててきたのだ。
傷はできないくらいに手加減して。
しかし知らん顔しているハロ。



「…ったく。おいで、めぐみ。」

手を引かれ私は立ち上がった。


ハロはどうしたのだろうか。
私たちに何か怒ってる?


「降谷さん、お腹痛くないんですか?」
「痛くないし、足りない。」
「へっ?」

手を引かれ寝室に入るとドアを閉めてしまった。
そして、そのままドアに押し付けられ、上からじっと見つめられ、私もただ彼を見上げた。



「ずっと…こうしたかった。」
「降谷さんーー…。」


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