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うちの上司は【DC/降谷】R18

第20章 初めての


震えるーー…。


身体の奥が熱くてたまらない。
ゾクゾクする。


自分の鞄の自分が持ってきたペットボトルだと油断した。
最後の最後で…失敗した。

グッと握り拳を作って、薬に耐えようとした。


「…あの店員か。昨日声かけてきた。」

黒井さんがそう言い、私は頷いた。

恐らくそうだろう。この部屋に鍵を使って入って来れるのも、私を狙ったのも、彼しか考えられない。


「…催淫剤か。」

カッと顔が熱くなった。
恥ずかしくて彼の顔を見ることができない。
こんな姿ーー…。

「…だ、いじょうぶです。」
「…。かなり強い薬のようだな。すぐ店を出るぞ。」
「へーきですっ。」
「まもなくあの店員が来るぞ。今の君が抵抗できるのか。」
「…っ。」


うまく力が入らない。

…自分が情けなくて泣きそうだった。
せっかくうまく任務が遂行できそうだったのに、最後の最後で関係のない男に邪魔された。

腰に手を回され、ぐっと立ち上がるよう、支えてくれたが、今は彼が触れてくるその手すら体を熱くさせる材料になっていた。


「…っ…ーふぅ…」
「裏口からこっそり行く。耐えろ。」
「…っ。」

私は頷いた。

グッと自分の唇を噛み締め声を出さないよう耐えた。











「…血が出てる。」

黒井さんが私の口元に手を伸ばした。

「…ぅ…」
唇に指先が触れ、私は体を震わせた。

「悪い。迎えを呼んだ方がいい。彼に電話を。」
私は首を振った。

ーー…こんな姿見られたくない。

任務自体は成功したんだ。
なのに…こんな情けない姿。


「自分で…帰れますっ。」

ふー、ふーっと私は呼吸を荒げながら言ったが、黒井さんは私のカバンの中携帯に手を伸ばした。

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