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うちの上司は【DC/降谷】R18

第18章 出会い


資料室に走り、今必要な事件の資料をかき集め、またまた執務室へと走る。

30分で終わらせないと!


一時間かかるって言ってるのに、その半分でやれって鬼すぎない?
降谷さんのいなくなった執務室で、私はギリギリと奥歯を噛み締めた。

「…すげー気迫だな。」
「今話しかけないで!」
「落ち着けよ。」

横に座る高橋に言われ私は息をふーっと吐いた。

「…降谷さんここ数日ちょっと気が立ってるよな。」
「……。」
「お前なんかした?」
「…してない。」
「なーんかお前に冷たい気がする。」
「そう?普通通り鬼だよ。」
「鬼って。」


べつに冷たいわけじゃない。
初めて会った時と同じように戻っただけだ。

ーーこれでいい。降谷さんには黒田さんがいるもの。



そう言い聞かせて、私は必死に手を動かし続けた。







「出来たか。」
「はいっ!あ、でもこの資料を戻してきます。」
「早くしろ、ここで待ってる。」
「はいっ!」


執務室に戻ってきた降谷さんに言われ、私は太いファイルを抱え、再び資料室に向かった。

早くしないとまた怒られる!





資料室でファイルを一つ一つもとあった場所に戻していくと、肩をポンっと叩かれた。

「めぐみさん。」
「影くんか。どうしたの?」
「いえ、ちょっと顔を見にきただけです。最近僕も忙しくて。」
「そう。ごめんね、私もういかなきゃ。降谷さん待たせてるから。」

最後のファイルをしまい、資料室をあとにしようとしたら,手首を引かれ後ろからぎゅっと抱きしめられた。

「ちょ!急いでるんだって!」
「5秒だけ。」
「だめ。離して。」
「…別にめぐみさんに高橋さんという恋人がいても、僕はいいです。」
「…。」
「好きだから。それでも好きだからーー。」



ぐっと力一杯抱きしめられたが、私はその腕を引き剥がした。

「ごめん。」


影くんに一言だけ言うと、私は走って資料室をあとにした。

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