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うちの上司は【DC/降谷】R18

第4章 苦手でも


降谷さんは世界で暗躍する、とある組織の内情を知るべく、もう何年も潜入調査をしているらしい。

ーー…それでなんで喫茶店?


私は更衣室で着替えながら風見さんの説明を頭で纏めていた。


『安室透』これが外で使用している彼の偽名だ。
私立探偵で、組織での情報戦のために毛利探偵事務所の一階のポアロに潜入。
組織内でのコードネームはバーボン。




ーー…何個顔あるんだ。



真っ黒のボブのウィッグをつけ、多いな黒縁メガネをかけた。
小さなフリルのついたシャツに、ストライプ模様のパンツスーツ。

ノートパソコンをカバンに入れ、これでもたまに出社する在宅勤務のWebデザイナーの出来上がりだ。

少し赤めの口紅をつけ、執務室に戻ると風見さんには二度見された。

「…誰かと思った。これがデータだ。降谷さんは今その場から離れられない。喫茶店に入って奥のソファに席に座りパソコンを開き、不自然なくUSBを取り出し、注文を聞きにくるか品を届けにきた『安室さん』に渡すように。」

USBを差し出す風見さんに淡々と早口で説明され,それを頭に叩き込んだ。

私はそれを受け取るとカバンの内ポケットにしまった。








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電車で米花駅に降り、スマホをいじりながらまるで仕事の電話をしている風を装った。

仕事の合間の休憩として、ポアロに立ち寄ったかのように見せるためだ。


上の階あの有名な眠りの小五郎の事務所がある。

不自然の無いよう、怪しまれず行動しなければ。





ゴクリ

目の前にはポアロ。

純喫茶のようで、どこか懐かしい雰囲気が漂う店構えだった。


ジロジロ見ていては変だ。
腕時計で時間を確認。

この中にはあのピシッとした、怖い怖い上司がアルバイターとして潜入しているんだ。




カランカラン


「いらっしゃいませー!」

「すみません、このお店プラグはお借りできますか?パソコンをしたくて…。」
「はい、構いませんよ。あちらのソファの奥の席にどうぞ。」

「ありがとうございます。」


にこっと店員さんに微笑んで私は荷物を抱えなおし、席についた。




ーーー…え。誰。


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