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うちの上司は【DC/降谷】R18

第14章 彼氏


「てかさ、付き合ってたんだろ?」
「んー、まぁ?でも、1週間だけだよ。」
「…1週間。それ付き合ったのか?」
「私はそうは思ってない…かな。」
「なんで別れたんだよ。」
「え?…聞いちゃう?」

私は気不味くて、視線を泳がした。
高橋は興味津々で前のめりだ。


「影くん、ふわふわしてるでしょ?」
「まぁ、タイプ的にはそうかもな。」
「付き合ってからもにこにこして、優しいし、紳士的ではあったんだけど…こう…スイッチ入ると…すごい強引だったの。」
「…は?え?アレが?」
「アレって、そこまでじゃないの!き、キスがね!」
「あ、キスね。」
「食べられちゃうんじゃないかってくらい、すごくて、怖かったの。」
「…。それで別れたのか?」
「ん。」

恥ずかしくて私は両手で顔を隠した。
すると高橋が私の頭にチョップを落とした。全然痛くないやつだったが。

「影月に同情。」
「えっ!?」
「男なら普通だろ。」
「えぇ!?そんなことない!今までの彼氏はそんなことなかった!」
「はぁぁぁ。」

高橋は呆れ、わかりやすく大きなためきいをついた。

「今までナヨナヨした男ばっかだったんだろ。男なら好きな女に対してそうなるのは当たり前なんだよ。」
「えー?」
「つい触れたくなるし、がっつくし、全部を手に入れたくなるもんなの。」
「……。」


ーー…“つい”?


『あ。つい。』


そう言って私に触れるだけのキスをした降谷さんを思い出した。
降谷さんは違う。だって、恋人いるし。



「でも、もう影月と付き合う気はないんだろ?」
「ないないない!」

俯き考え込んでいると高橋に問われ、私は大きく首を振った。

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