第14章 彼氏
カゲくんこと影月くん。私と高橋の同期ではあるが、彼は専門学校から来たから2歳年下だ。
彼は大卒ではないから警察学校では一緒になることもなかった。
それでも一応同期に当たる。
私は一年目は交通課に入り、学歴によって期間が変わるので、彼は私より4ヶ月後に警察学校を卒業後、すぐ専門的な生活安全部の中のサイバー犯罪対策課に入ったようだった。
「ひ、久しぶりだね。」
「いやー、偶然ですね!めぐみさん!」
ーーー…実は彼は。
「めぐみさん、もう一回僕と付き合ってください!」
「…え?めぐみ、こいつと付き合ってたの?」
「いやっ…!あの…!」
そう。元カレだ。
後ろから高橋に言われ私はなんて答えようか口籠もってしまった。
確かに告白を何度もされ、最終的にそれを了承した…したけれども!
「1週間だけじゃない!あんなの付き合ったうちにも入らないし、私は数に入れてない!」
実際手も繋いで歩いてない。
「顔も身体も優しいところもやっぱりめぐみさんか一番タイプなんです!忘れられません!お願いします!また僕と…」
「おい。仕事中だ。」
ファイルでペシっと叩いのは風見さんだった。
「す、すみません。」
風見さんの一喝で各々席に座り、影くんは私の横の席に座った。
「めぐみさん、僕一緒に働きたくて頑張ったんですよ。またよろしくお願いしますね。」
コソコソっと私に顔を寄せそう言った。
「お仕事に関してはよろしくね。」
「お仕事以外もよろしくお願いします。あ、今日僕の歓迎会しません?二人で。」
「しないかな。」
ーー…自分で歓迎会開くな。