第21章 あなたはわたしのもの
「…何してんだ。」
「んえ?」
仕事を終え花子の元を訪れたドフラミンゴはベットで猫が伸びをやっている様なポーズをしている花子に声をかけた。
「あっ!ドフィ、お疲れ様!仕事を終わったの?」
「あぁ。…で、お前は何をしてたんだ?」
「最近、身体が硬くなったなぁと思ってストレッチ。」
後、ダイエットもかねてと起き上がる花子にまた変な思い付きでもしたのかと呆れながらベットに腰を下ろす。
「…太ったのか?」
「直接的っ?!」
ムッとむくれる花子の頭を撫で悪かったと謝罪するが全くそう思っていない様子のドフラミンゴをジトリと睨み付ける。
「見た目では変わった様子はねぇぞ。…少し抱き心地は良くなったがな。」
「やっぱり太ったんじゃないっ!」
ぷりぷりと怒り出す花子にドフラミンゴはよく分からないと言った顔で首を傾げる。以前より身体に丸みは帯びたが太っている訳ではない。寧ろ凹凸が強調され色気が出てきた花子にドフラミンゴは気が気ではなかった。
「まあ、確かに身体を柔らかくさせるってのは良いかもな。」
「…何ニヤ付いてんのよ。」
「いつも身体が痛いって次の日嘆いてるのはお前だろ。」
「それ意味違うよね?!」
目的が違うっ!とドフラミンゴの腕に拳を打ち付けるが、彼からしたら花子のパンチ等痛くも痒くも無いだろう。ニヤニヤと笑みを浮かべ花子を抱き上げると頬を優しく撫でた。
「そんなに痩せてぇのか?」
「痩せたいと言うか太らない様に予防したいと言うか…。」
歩けなくなってしまった花子の運動等限られている。自分に凭れ掛かりモゴモゴと口籠る花子を抱き締めドフラミンゴはニタリと口元を緩ませた。
「花子、いい方法があるぞ。」
「…下らない事じゃ無いでしょうね。」
「そんな事はねぇ、お前にうってつけの方法だ。」
まぁ俺にとってもなと、何かを企んでいる様な顔のドフラミンゴに、これは悪い事を考えている時の顔だと花子はヒクリと顔を引き攣らせた。
(…因みにその方法って?)
(取り敢えず…服を脱げ。)
(やっぱり下らない事じゃないっ?!)
(フフフッ!今夜は楽しみだなぁ。)